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10stories stay 湯沢・魚沼 誕生秘話その1

2026.09.28

1泊9000円〜と低料金ですが「ほぼ新築」です!

「1泊9000円〜」と言うと、「古い宿を化粧直ししただけでしょ?」と返されることも多いのですが、全く違います。たしかに建物はありました。でも今から20年ほど前に廃業した日帰り温泉施設。客室はありませんでした。しかも20年間空き家だった建物です。想像していただければわかりますが、廃墟です。そんな建物の内部をすべてスケルトンにして、鉄骨造の構造だけ生かして、間仕切り、内装だけでなく、給排水設備からエアコン、断熱まで一新。ほぼ新築です。

私が里山十帖や松本十帖、箱根本箱でやってきた手法とまったく同じ。「新築よりお金かかってます」。使用する素材は里山十帖などよりワンランク下ですが、それでもフローリングは無垢材、壁は基本的に全て珪藻土、天井はシナ合板。もちろん温泉もすべて新しくなっています。薪サウナエリアは完全に新築で、建物は長野県産のぶっとい杉を使ったログハウスです。

正直言って、里山十帖より快適だと思うのです。ベッドはシモンズ。布団は北欧ダウンを使用した羽毛布団。家具は福岡県のSHIKI。国産家具ですが、座り心地がいいことと、作りがいいことで有名です。エキストラベッドを入れれば最大4名まで宿泊可能。共用部にはセルフサービスのドリンクもあります。

共用部の廊下が長尺シートなので「安っぽい」と言われることもあるのですが、ここは最後まで悩んだポイントでした。当初はコンクリートスラブの上に透明な樹脂で仕上げようか、カーペットにしようかとも迷ったのですが、温泉施設ですから、裸足でペタペタ歩くなら長尺シートもありかと思って採用しました。なので里山十帖同様、スリッパは用意していません。そして廊下はロボット掃除機が常に清掃しています。

「スリッパが欲しい」というご意見もいただくのですが、私は公共施設や宿泊施設の「誰が履いたかわからないスリッパ」が嫌いなのです。スリッパが重ねて収納されていたらもう最悪。「スリッパの底と履く面を一緒にしないで」と思うのは私だけでしょうか……。それが嫌なので里山十帖もスリッパなしにしたのですが、やっぱり最初は「スリッパくらい欲しい」とおっしゃるお客様が多かったことを思い出します。そして「10Stories Stay」でも同じようなご意見をいただくのですが、長尺シートってやっぱりスリッパないとダメなんでしょうかね? スリッパを用意するか、それともカーペットにしてしまうか、ここは今も悩むところです。

つづく。

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