10 stories stay 在|松本 oze

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FUN TO STAY

作家・開高健の
定宿だった
「村杉」がルーツ。
大自然を満喫してね!

作家の開高健が著書『白いページ』(潮出版)で「銀山湖畔の水は水の味がし、木は木であり雨は雨であった」と、その原始のままの自然を絶賛した奥只見・銀山平。「Stay OZE (在 尾瀬)」は、開高健が3ヶ月も逗留した「村杉」がルーツです。当時は電気もない、登山客と釣り客のための山小屋でしたが、平成に入ってから建て直されて、全室にトイレ・洗面所の付いた快適な宿になりました。さらに今回、「Stay OZE (在 尾瀬)」としてリニューアルする際、客室の内装と水回りを刷新するだけでなく、シェアラウンジ、シェアキッチンも新設。男女別温泉浴場付きの快適な宿になりました。

越後駒ヶ岳、中ノ岳、平ヶ岳、荒沢岳など2,000m級の山々に囲まれた、人間界から隔絶された特別な場所。水が湧き、木々が青々と繁り、時にはバケツをひっくり返したような雨と、つんざくような雷が鳴り響く。自然は魅力的でありながら時に脅威でもあります。そして雨上がりには靄にかかった幻想的な風景。毎日繰り広げられるダイナミックな大自然のショーを見ているだけで、心が浄化されていきます。

現在は電気もネット環境も整った便利な秘境。大自然の中で、仕事に没頭するも良し、晴れた日には山に登るのもよし、開高健のように釣りに興じるのもよし。時には足を投げ出し、ただただ自然を満喫するも良し。サイクリング、スタンドアップパドルボートなどのアクティビティもご用意しています。ぜひどっぷり、大自然に浸かってみてください。

あ。ただし。大自然なので虫や動物もたくさんいます。というより、ここは虫や動物の棲み家。数年に一度は、カメムシやアブ、ブヨ、羽アリ、トンボなどが大発生します。開高さんは虫にまみれて寝ていたそうです。今は窓がサッシなのでそこまでひどくありませんが、カメムシはサッシを通り抜ける達人(達虫)です。1週間も滞在すれば虫が嫌いな方も慣れますが、「絶対に嫌」という方は虫を排除する術がないのでご遠慮ください。

ROOMs for your stay

客室は2階フロアに全6室。全室にエアコン、シャワートイレ、洗面所を備えています。6室のうち3室がベッド2台のツインルーム、3室が1人旅専用です。
1階には男女別の小さな温泉浴場とシェアキッチン、畳の小上がり付きのラウンジがあります。ラウンジは仕事や読書に適した空間で、朝晩には食堂がわりにもなります。冷えてくる晩秋には薪ストーブに火が入り、暖をとりながらくつろいでいただけます。

eat & drink!

「Stay OZE (在 尾瀬)」の周辺には一軒もお店がありません。菓子パンを買うにも奥只見湖のお土産屋さんまで車で10分、コンビニは里まで40分、ラーメン屋さんも居酒屋も里まで下りないとありません。「Stay OZE」では朝・夕食を提供していないので、シェアキッチンをご利用いただくことになるのですが、道の駅もスーパーマーケットも車で40分かかります。調理器具と食器はご用意していますが、調味料は安全性のためご用意していないので、買い物を忘れると大変! ご注意ください。
なお「すべて料理するのは大変すぎる!」という方のために、当社の食品部門「自遊人の暮らし」で製造した「里山十帖オリジナルカレー」などの無添加食品、魚沼産コシヒカリなども販売しています。

have a nice onsen

奥只見湖近くから無色透明の温泉を引湯しています。湯船は小さいながらも源泉かけ流し。源泉温度が40度と低いため真夏以外は若干加熱していますが、やわらかいお湯をぬる湯でゆっくりとお楽しみください。
また、徒歩1分の日帰り温泉施設「白銀の湯」には男女別の大浴場と露天風呂があり、2つの露天風呂のうち、1つが源泉かけ流しです(入浴料650円)。
隣接する「10 Stories Hotel OZE 尾瀬十帖」の薪サウナも利用できます(4500円・休業日あり)。サウナ小屋はかつての村杉へのオマージュで、国産杉を使ったハンドカットログハウス。水風呂には荒沢岳からの湧き水を引いています。

behind the story

作家・開高健が愛した山小屋「村杉」。現在の「Stay OZE (在 尾瀬)」は、平成に入り建て替えられた「村杉」をリノベーションしました。水回りを中心に、快適さに重点をおいてリノベーションしています。家具も重要なところに贅沢を。全室ベッドはシーリー。ラウンジの椅子はアルネ・ヤコブセンのグランプリチェア&アリンコチェア。フリッツハンセンの正規品なので、座り心地が違います。ラウンジには開高健氏が執筆した本や「村杉」に残されていた貴重な品もあります。
※ 館内は電波環境が悪いため、無線LAN回線のインターネット電話をご利用ください。

how to get there

mask

by car

by train