奥尾瀬・銀山平。
人間力を研ぎ澄まし
自分に還る旅。
越後駒ヶ岳、中ノ岳、平ヶ岳、荒沢岳など2,000m級の山々に囲まれた、人間界から隔絶された特別な場所。水が湧き、木々が青々と繁り、時にはバケツをひっくり返したような雨と、つんざくような雷が鳴り響く。自然は魅力的でありながら時に脅威でもあります。そして雨上がりには靄にかかった幻想的な風景。毎日繰り広げられるダイナミックな大自然のショーを見ているだけで、心が浄化されていきます。現在は電気もネット環境も整った便利な秘境。大自然の中で、仕事に没頭するも良し、晴れた日には山に登るのもよし、開高健のように釣りに興じるのもよし。
ただし。大自然なので虫や動物もたくさんいます。数年に一度は、カメムシやアブ、ブヨ、羽アリ、トンボなどが大発生します。開高さんは虫にまみれて寝ていたそうです。今は窓がサッシなのでそこまでひどくありませんが、カメムシはサッシを通り抜ける達人(達虫)です。1週間も滞在すれば虫が嫌いな方も慣れますが、「絶対に嫌」という方は虫を排除する術がないのでご遠慮ください。
それから。熊はふつうにいます。森が豊かなので、熊も優雅に暮らしています。彼らが人を襲った記録は銀山平にはありません。もしかすると人間のことなどまったく気にすることなく、山菜をひたすら食べ続ける熊を見ることができるかもしれません。
※熊を絶対に刺激しないでください。また食べ物は絶対に与えないでください。人間との秩序と生態系が壊れた瞬間、彼らは人間を襲います。