

例えばこんな旅はいかがでしょう。「温泉街の住民になってみる」。
毎日、湯桶を抱えて共同浴場に通う生活。仕事して、温泉入って、また仕事して。ランチにカレーを食べて、カフェでのんびり考えごとして、また温泉入って、夕方から餃子をつまみにビール飲んで、レバニラ炒め食べて、締めにラーメン食べて、また温泉入って寝て…。冬は毎日、白馬に通ってスキー&スノボなんて暮らしも最高ですね。

例えば「開高健が3ヶ月滞在した山小屋で暮らしてみる」。
開高健の時代はランプの山小屋だけど、今は電気もネットも来ていて、温泉もある宿で暮らす生活。天気のいい日は尾瀬に出かけたり、山に登ったり。気が向いたら釣りでもして、雨の日は読書して。夕食は開高健も食べた山菜チャーハンを自炊、朝ごはんはおにぎり、たまにパン。夜は開高気取りで焼酎かウィスキーをロックかな。

例えば「自遊人オフィスの隣に暮らしみる」。
自遊人のオフィスは源泉かけ流しの大露天風呂付き。ボナサウナとミストサウナがあって、水風呂も冷やした温泉水という超贅沢な環境。併設する9室のゲストルームにはなんと源泉かけ流しの半露天風呂が付いてます! 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の作品巡りにも最適。こんなところで仕事したら、いいアイデア出ちゃうだろうなぁ。
会員制度はお泊まりごとに宿泊料金をお支払いいただくビジター会員と、月額サブスク制の正会員。さらに正会員には平日会員、全日会員の2つがあります。





サービスしません。
料理は提供しません。
「自遊人の施設ならその土地の農産物を生かした美味しい食事が付いていて欲しい」「ワンプレートや定食のような簡単なものでいいから提供して欲しい」と思う方がいらっしゃるかもしれません。ありがとうございます。そう思っていただけるのは、とっても嬉しいことです。
でも残念ながらできません。なぜなら、それをやると膨大なコストがかかってしまうのです。その時期に採れる地域の野菜で料理をつくるのは実は結構大変です。零細農家が多いので仕入れも安定しませんし、メニューが常に変動するのでキッチンスタッフは大変です。
飲食店にとっていちばん楽なのは高価な和牛や、365日流通しているきゅうりやトマトなどの野菜を仕入れて使うこと。A5の和牛も本マグロの大トロも日帰り漁のズワイガニも、希少とは言ってもお金を積めば手に入ります。でも地域の野菜、とくに有機栽培や自然農法で育てられた野菜を安定的に仕入れるのは容易ではありません。山菜はなおさら。下処理にも多くの人的コストがかかります。里山十帖や尾瀬十帖、松本十帖の宿泊料金が高いのはそのためで、そこには人のコストがたくさん載っています。
これを省いたのが「10 stories stay」なのです。
山の中の「10 stories stay Oze」では叶いませんが、UonumaやMatsumotoでは、街へ出かければ、たくさんの居酒屋や定食屋さんがあります。それらの店では地元食材に巡り会えることも多く、しかも地元経済に貢献していただくことができます。「道の駅」などの直売所で地域の野菜を購入して、各施設で自炊をしていただくのもおすすめです。
ちなみに当社「自遊人」には、「自遊人の暮らし」という食品製造・販売を行う子会社があります。日本各地の生産者と連携して、美味しくて安全な野菜や魚、肉をご家庭にお届けして20年以上。加工品も多数あり、「無添加、しかも伝統調味料で調理する」ことを基本としています。
「10 stories stay Uonuma」の一部はそのキッチン(工場)でもあり、そこではカレーやスープのほか、お惣菜、お菓子も製造しています。「10 stories stay」では、その一部を冷凍で販売しています。ごはんを炊くなどの手間は必要ですが、カレーや各種どんぶりの素はちょっと自慢の味でもあります。朝食などにぜひご利用いただければ幸いです。
アメニティはご持参ください。
本当に凄い量なのです。ホテルで排出される使い捨てアメニティの量は! 「10 stories hotel 里山十帖」が開業したのは2014年のこと。当時から当社ではアメニティはご持参いただくことをお客様にお願いしてきましたが、さすがにまったく置かないというわけにもいかず、各施設で試行錯誤を繰り返しています。では「10 stories stay」ではどうするの? ということなのですが、「アメニティはすべてご持参ください」がやはり基本です。
できればタオルもご持参いただきたいのですが、Uonumaはサウナと温泉をウリにした施設。さすがに「バスタオルを2枚お持ちください」とはお願いできないので、バスタオルをご用意していますが、できる限りバスタオルは再利用いただき、洗濯洗剤の削減にご協力いただければ幸いです。
想像していただければわかるのですが、タオル使い放題の宿の洗濯量はハンパではなく、これがサウナのマット&バスタオル使い放題となると、とんでもない量になります。しかも皆さんの汗と脂をしっかり洗うためには成分の強い業務用洗剤を使うのが必須で、けっして環境に優しいとは言えません。
Uonumaではタオルを自由にお使いいただけますが、それは「使い放題」ではなく、「必要に応じて」ということでお願いしたいのです。またタオルは玄関近くの回収場所までお手数ですがお持ちくださるよう、お願いしたいのです。皆様のご協力をお願い致します。
会員ご本人が必ずご利用ください。
2名利用可能な客室では会員ご本人ともう1名さまがご宿泊いただけますが、会員ご本人が宿泊せずに知人や友人を2名宿泊させることはできません。また会員の方が予約して他の方が宿泊することもできません。宿泊権利を第三者に転売することもできません。会員ご本人が必ずご利用ください。
「10 stories stay」は会員制宿泊施設です。Uonumaの温泉やサウナ、Matsumotoでご利用いただける共同浴場や松本十帖の施設についても、会員と同行者(既定人数以内の宿泊者)以外の方を招き入れることはできません。ロビーや客室に招き入れることも禁止しております。
なお会員登録時にはご本人さまであることを確認するため、顔写真付きの本人確認書類と照合させていただきます。諸々、ご了承ください。
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